Topre America、オハイオ州に工場を開設
日本に本社を構える自動車部品メーカーのTopre Americaが、4650万ドルを投じるオハイオ州スプリングフィールドの工場拡張計画を発表したのはまだ記憶に新しいところです。その発表から1年に満たない2017年11月7日、同社は174,000平方フィートの新しい工場を開設しました。
この新しい工場は、スタンピングと高強度鋼材の製造に特化しています。どちらも、衝突への耐性だけでなく燃費にも優れた軽量車両の製造に欠かせない製品です。軽量車両の製造においては、自動車業界の主要企業各社からの引き合いも多く、顧客のニーズが拡大しています。Topreはこうした需要拡大を受け、事業の強化を目指したのです。同社はオハイオ州におけるニーズを特定し、スプリングフィールドで事業を展開するために当初の投資額2千万ドルの2倍以上を投じることを発表しました。
Topre America副社長のBrad Pepper氏は、「期待通り、スプリングフィールドでの工場拡張計画により、顧客からの製造依頼が増加しました」と述べています。そして、「スプリングフィールドのコミュニティは、当社が事業の拠点を置き、事業を拡大するための完璧な戦略的ロケーションです。このコミュニティはまさに、当社の投資を後押しし、当社の経営陣と共に実現に向けて取り組んでくれました」と述べました。
JobsOhioの自動車部門担当シニアマネージングディレクターであるKristi Tannerは、「Topreをオハイオのティア1自動車部門に迎え入れられることを大変嬉しく思います」と述べ、「オハイオ州で事業を展開する日本企業約900社の1社にTopreが加わり、非常に喜ばしい気持ちです。900という数字は、オハイオ州で事業を行う海外企業全体の約3分の1を示します。今後長きにわたり成功を収めるパートナーシップを築けることを願っています」と喜びを表しました。
Topreは、かつてInternational Harvester Company(Navistar International Corporation)の工場があったおよそ30エーカーの工業用地を引き継ぎました。この場所だったからこそ、Topreはスプリングフィールドに注目し、拡張拠点に決定したのです。